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「デス・ノート」キラはルシファー。 [映画の中の悪魔]

「デス・ノート」は『DEATH NOTE』(集英社刊『週刊少年ジャンプ』連載)のコミックです。大場つぐみ原作。作画は『ヒカルの碁』でお馴染みの小畑健です。今回、登場人物の1人である「L」にスポットを当てた『L・チェンジ・ザ・ワールド』が公開されるようです。
この作品は日本でも大ヒットしたので知っている方も多いと思います。
主人公の夜神月(映画では藤原達也が演じています)は天才的な頭脳の持ち主。父は警視庁で勤めで、自分も将来は警視庁勤務を望んでいる正義感の強い若者です。
ある日、ひょんなことから「Deth Note」たるものを拾ったことによって物語が始まります。このノートに名前を書かれた者は死ぬ、死神のノートです。実際に死神リュークも登場します。彼は正義感から極悪人たちを次々に殺害していきます。やがて「キラ」と呼ばれるようになるわけです。
そこへ、名探偵「L(エル)」が登場します。映画では松山ケンイチが演じているこのLも天才です。学生ながら難事件を解決し、FBIですら手駒として動かす力を持っています。この天才二人が闘うわけです。
Lは夜神月がキラだと疑っています。名前を知られたら負け、その前に夜神月がキラであることを証明できれば勝ちなわけです。頭脳と頭脳の勝負といったところです。
この作品をみると、まさに「ルシファー」と「ミカエル」を彷彿とさせます。
彼らは双子とも言われており、非常に似ています。キラもLも似ています。実際にLはキラのことを、「幼稚で負けず嫌い・・自分と同じように」と言っています。
そして正義感も同じように似ています。最初のキラは平和で安全な・・悪人のいない社会を作る「正義」のためにノートを使っていました。この志がやがて「傲慢」によって変化していきます。
実際に夜神月は自分を神と呼んでいます。神に近づこう、神になり変ろうという傲慢によって、月(ライト)は悪魔になったのです。一方、Lはそのキラの分身でもあるが如く、その善の部分が分離したかの人物でしょう。キラのように派手さはないが、その意思の強さと正義を愛する心はまさにミカエルです。
実際にはミカエルはルシファーに負けませんが、この作品では負けるようです。ただ、その後のLの後継者がキラを追い詰めますが。
社会の秩序を守るという大義名分を掲げて、自分の欲望のために人を殺す・・まさしく悪魔と言えます。


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