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「悪魔の形体」・・化ける悪魔たち [悪魔]

悪魔は人間に近づく必要があります。誘惑して、神の信仰を捨て去るように薦めるには、どうしても人間そのものに接触しなければなりません。
そのため、悪魔はいろいろなものに化けます。ただ子羊・鳩などには化けないようです。子羊は神への捧げものですし、鳩は平和の象徴ですから、天界から禁止されているようです。
悪魔がよく化ける動物に「山羊」がいます。また人間と親しくなる目的で「猫」「犬」に化けることもあるそうです。誰かを浚いたけれが「馬」に化けます。狭い場所を移動するのなら「ネズミ」に化けます。
また時には人間自身にも変身するようです。
ただ人間に化ける場合は、なにかしら手違いがあるようです。”必ず不潔で異臭を放ち、醜くおぞましい。鼻は不格好で眼はくぼみ、手足には獣の爪が生え、両足か少なくとも片足を引きずっている。そして石のくぼみが樽からでも発するような声をしている。」(ゲーレス『神秘神学』)
またディドロンはその著書『悪魔の歴史』でこのように記しています。
”インドの悪魔は、猛獣や害獣の四肢をごっちゃに組み合わせた化け物じみた姿を形造っており、たいてい頭や腕がたくさんある。西洋の悪魔は主に人間の姿をしているが、醜くおぞましい。”このディドロンは考古学者ですが、『ヨハネの黙示録』の記述に基づいて、悪魔の首領はサタンであると推論しています。
”聖ヨハネによれば、サタンは7つの頭と10本の角、7つの王冠と1本の巨大な尾を持つとされています。サタンには2人の副将がおり、1人は海を支配し、やはり7つの頭と10本の角、それにサタンよりも3つ多い10個の王冠を持ち、豹の身体に熊の足、獅子の尾をはやしているそうです。も1人は、大地を支配し、2本の角を生やした獣、まさにその名もベートである”と述べています。
このことから、ディドロンはレバィヤタンとベヒモスのことを言っているようです。

私の家にも猫を飼っていますが、よく深夜2時ごろに天上当たりをきょろきょろと見ることがあります。映画「コンスタンティン」でも、猫は半分は霊界の住人と言っていましたが、特別な霊的力があるのかもしれません。
昔の人たちは、動物のスピリチュアリティな力を感じ、悪魔の化身と考えたようです。


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