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「ビヒモス」・・神が創造した陸の獣 [悪魔]

「ビヒモス」・・旧約聖書ではベヘモット、またはベヘモトと呼ばれる怪物は、創造主自身によって、サタンとともに作られました。
神はこの獣についてヨブにこのように話しております。
『見よ、このベヘモットを。
お前を造った私はこの獣をも作った。
これは牛のように草を食べる。
見よ、腰の力と腹筋の勢いを。
尾は杉の枝のように撓み、腿の筋は固く絡み合っている。
骨は青銅の管、骨組は鋼鉄の棒を組み合わせたようだ。
これこそ神の傑作、造り主において剣をそれに突き付ける者はいない。』(ヨブ記)
神は海の怪物であるレヴィアタンと陸の怪物であるビヒモスを作ったとされる。ただ、この2匹の化け物は、どちらも海で作られたのだが、大きすぎて共に暮らすことができないために、神は天地創造の3日目に乾いて陸となった部分にビヒモスを住まわせたと言われています。
ビヒモスの外形はまさに異形の殺人兵器のようなすさまじさだが、その姿に似合わず以外に温厚なようです。それは”山は彼に食べ物を与え、野の全ての獣は彼に戯れる”と言われています。神は偉大なる力を示すためにこのビヒモスを創造したと思われます。ただこの怪物の姿は、エジプトのセトのシンボルでもあることから、自然そのものの持つ「無秩序と破壊」という恐ろしいイメージを表現したとも言われています。
ビヒモスの姿は、象の容姿に近いイメージがあります。多神教時代の古代ユダヤの伝承では、ヤハウェがエレファンテネス島の神殿において処女神アナテと結婚したとされています。男神であるヤハウェは、万軍の主の称号を持つインドのゾウ神ガネーシャを名乗ったと言います。


当時のヤハウェは多くの神の1人でありましたが、万神の女王であり、エジプト・パレスチナの支配者であったアナテの夫になったことで、多くの神々を支配する立場を獲得します。つまりヤハウェが唯一神になるプロセスを説明しているわけです。
このように勢力を持つにいたったガネーシャの姿を模してビヒモスが誕生しました。エレファンテネス島のユダヤの傭兵たちは、この像頭を持つ神を変身したヤハウェとして崇拝しました。


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