「デモノロジィ」PART6・・・エクソシスト”ミカエリス” [悪魔学]
17世紀に活躍したと言われているセバスチャン・ミカエリス(S.Michaelis)は、詳細な事は不明ですが、フランスで活躍したエクソシストだと言われています。彼は『驚嘆すべき憑依の物語』(1612)の中で、修道女に憑依した悪魔から聞き出したこととして「悪魔のヒエラルキー(階級)」を公表しています。当然、これは天使の階級に対抗するもので、真偽のほどはさて置きますが、天使に階級があるのですから悪魔にもあっておかしくはないでしょう。
ちなみに、エクソシストについてですが、邦訳で「悪魔払い師」。たいていは悪魔学の権威とされている修道士が、その知識を駆使して呪文や十字架、聖水など様々な手段を使って悪魔払いを行うものです。人体の内部に侵入した悪魔を退散させるので、かなりの荒治療をしたこともあります。中世にはこのエクシストを本業にしていた者もいると伝えられています。
映画では有名なのが「エクソシスト」「エミリーローズ」「コンスタンティン」でしょうか。
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