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「デモノロジィ」の歴史PART2 アグリッパと悪魔の呪文 [悪魔学]

オカルティストの最高峰と言われているアグリッパは、正しくは”ネッテスハイムのアグリッパ”で1486年から1535年にドイツ出身の哲学者兼魔術師です。
彼の書いた『オカルト哲学』は、ルネッサンス期の最高峰と評価されています。アグリッパの根本的な思想は、「自然界に存在する文字や数字、形の研究を通じて神の知恵を取得」するという考え方で、ゲトマリアに多大な関心があったようです。
ゲトマリアとは、ピュタゴラスの「万物の原理は数」という思想体系やカバラ思想を元に発達し、アルファベットを数字に置き換えたり、その逆もやることで、隠された意味を探ろうとするものです。

またアグリッパは、「霊なるものが自然現象を支配・コントロール」していると考えました。そのために、霊を認知する方法として魔術を取り上げ、妖術や悪魔崇拝と切り離して学問としての体系を作りました。
彼はこう述べています。”想像力が魂に及ぼす影響は甚大で、影響を受けた魂は肉体・感情を大きくコントロールする”
また彼はどうやら「霊視」「霊感」があったという伝承も残っています。
ただ当時の一般民衆にとっては、このような「霊的能力」や学問としてのオカルティズムは、当然の如く悪魔と見做していたようです。

アグリッパの記したものでは、「黄道十二宮の悪魔」のリストがあります。
この場合の、「罪なき者」「殉教者」「証聖者」は、天使の次のランクで天上に棲む人間を指しています。


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