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ルシファーの存在理由を考える [悪魔]


ルシファーは何のために存在するのか?
神が絶対ならば、なぜ、人類を誘惑する悪魔を野放しにしているのか?
16世紀の宗教学者”マルティン・ルター”(1488-1546)が次のように述べています。
”ルシファーは善なる天使の中で最高の存在として創造されたが、創造主を裏切ることを選んだ。その動機は「高慢」である。ルシファーは神を模倣することを考えたのだ。裏切りのもう一つの理由は人類に対する「嫉妬」である。神は人間を天使よりも上位に置いたからである。”
その結果、ルシファーは天から落とされることになったと言います。

天界から追放されたルシファーは、神や人間の復讐を求めるために、前述のエデンの園でのイヴの誘惑を実行します。
アダムとイヴがこの事件をきっかけに「原罪」を背負うことになります。
そして”神は人類をルシファーに委ね、彼を「地上の王」とした”と言われています。

人間を支配下にしたルシファーは連日のように人間を苦しめました。
災いのすべて・・人間の醜さのすべてが悪魔の仕業と言われています。
そして、ルシファーはこの世の悪徳を、それぞれの配下の悪魔たちに割り振り、組織的に人類への苦悩を与える仕事に着いたわけです。

ルシファーが天界から追放された時、何人もの天使がルシファーに賛同したと言われています。
彼らが「人間優遇策」に反対であり、天界の最高実力者の意向を重要視したからです。
反逆が失敗に終わると、ルシファーが天上から墜落するのですが、全天使の3割が堕天使となったと言われています。
堕天使は変幻自在に姿を変化できることを利用して、あらゆる場所に現れます。
時には人間に憑依し、肉体と精神にダメージを与え、疫病を蔓延させ、戦争を後押しし、人類を堕落へと導くわけです。


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