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「エミリー・ローズ」・・少女に摂りついた6匹の獣 [映画の中の悪魔]

2005年公開の「エミリー・ローズ」では、19歳の少女が6匹の悪魔に取り付かれる映画です。この映画も所謂、エクソシストものなのですが、実話を元に作られました。

現実に悪魔払い裁判が行われたのです。



この映画では 悪魔払いをした神父が、医学療法を中止して薬の服用を止めたことが、過失致死に問われた裁判です。



ここで衝撃なのは、悪魔払いを行うシーンでしょう。

エミリーもアラム語・ギリシャ語・ラテン語などの古代言語を使って、神父を罵倒します。少女とは思えない力で、父親を投げ飛ばし、エクソシストを見守っている医師の首を絞めるのです。



当の本人エミリーには6匹の悪魔が棲みつきました。古くは、カインの内に棲んだ者。カインは人類初めての殺人を犯す人です。しかも殺すのは実の兄のアベルでした。



次にユダの内に棲む者、3番目がネロの内に棲む者。

4番目がレギオンの1人。このレギオンは、「Legions」と書き、軍団を意味しています。悪魔の軍団は6666個あり、各軍団には6666匹の魔人から成るため、総数では4443万5556匹となります。その頂点には、名の知られている72匹の指揮官がいます。



5番目がその指揮官の1人である「べリアル」です。べリアルは地獄の大王という称号を持ち、元は熾天使であったと言われ、外見は素晴らしく物腰も優雅で美しい声で話すと伝えられています。「邪(よこしま)な者」「反逆者」「従わぬもの」と呼ばれる正真正銘の実力者です。



最後に名乗ったのが、「ルシファー」です。大天使ミカエルの双子、「明けの明星」「光を運ぶもの」「輝ける暁の子」と呼ばれ、こちらも元は熾天使(セラフィム)です。ルシファーについては後日語るとして、この映画では、自分のことを「肉体を持つ悪魔」と表現しています。「肉体」を持っているのはイエス・キリストだけのはずなのに、なぜ自分のことをそのように評したのでしょうか?

ここらあたりが、謎を解く鍵かもしれません。

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次回も映画の中の天使・悪魔を紐解いていきたいと思います。


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