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ジル・ド・レイ侯爵は悪魔か? [悪魔]

この世に現存した悪魔的な人間ってのがいます。
実存するから怖いですが、本当に「悪魔」たる人間ってのはいるんでしょうか?
「聖人」がいる以上、「悪人」もいるんでしょう。

ジル・ド・レイ侯爵は、フランスの名だたる貴族です。
かの有名なジャンヌ・ダルクと英仏100年戦争で元帥も勤め上げました。

なにせ闘うことが好きなんです。
闘う・・といっても勝利を味わうのではありません。
人間が殺される様を観るのが好きなんです。
そういう趣味もあるでしょう。死姦というフェチですね。

時は中世のフランス。1904年に生を受け、1932年に28歳でレイ家の跡継ぎとなります。
莫大な金持ちです。
フランスの大貴族ですから。
1931年にジャンヌは火あぶりの処刑をされるので、当時の戦争は正式な家督を継いでいるのではなかったのでしょうが、権力は絶大です。

この男の凄さは「幼児殺害」です。
200人とも400人とも記録が混在していますが、要は自分の領土内の幼い子供をさらって、惨殺するのが趣味なんです。

子供たちの流した血の風呂でエクスタシーを感じたとも記録にあります。
彼は当然。貴族といえども、これだけの大罪を犯したのですから裁判になるわけです。
裁判記録には生々しい殺人の現場が書かれています。

でも、彼は本当に悪魔なんでしょうか?
行動は悪魔的です。
ただ、その動機が幼児的なんです。
幼児が莫大な財産を相続し、100年戦争で英雄になり、殺しの味を知ってしまうわけですね。

ある意味、彼も被害者かもしれません。
聖なる教育を受けられなかった(戦争のため)ための被害者です。
殺意も何もなく、単に「観たいから」「欲望を満たすため」の殺しです。

でもルシファーは喜ぶでしょうが。

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