SSブログ

「天使のヒエラルキー」PART2・・上級3隊”ケルビム” [天使]

セラフィム(Cherub)の語源は、「知識」「仲裁者」という意味があり、アッシリアでは寺院・神殿の入り口を守る番人、エジプトでは夜と宗教の励みを意味し、聖書ではエデンの園の東門で護衛を役目としています。ケルビムには全方向に広がる稲妻を武器として護衛役が多いようです。
ケルビムの姿もセラフィム同様に異形で表わされていることが多いようです。
4枚の翼、腕、顔も4つで、光輝く足元には車輪がある、というのですから、戦車のような乗り物を思わせます。
足元にある車輪は太陽の動きに関係があるようで、同時に神の御座を運んだり、まさに神の戦車の役目を担っているようです。
ケルビムの軍団の指揮官は諸説ありますが、ヨフィエル(Jophiel)とされています。
『エゼキエル書』でケルビムのことについて書かれていますが、この記述ではまさに化け物のような姿となっています。
「・・北から激しい風が雲を呼び、火を起こし、周囲に光を放っている。その火の中に琥珀色に輝く4つの生き物の姿があった。」
「彼らは人間のようではあるが、4つの顔を持ち、4つの翼を持っていた。足は牛のようで、磨いた青銅が光を放っていた」
「翼の下には手があり、翼は互いに触れ合っており、移動するときには向きを変えずに4方向に向いた顔のどちらかの方向へ進んだ。その顔は人間のようであり、4つとも右に獅子、左に牛、後ろには鷲の顔を持っていた。」
「彼らの在り様は燃える火の如く輝き、松明のように生き物の間を行きめぐり、その火からは稲妻が発していた。」
これではまさに怪物です。
どうやら天使の階級が上位のほど、人間離れしているようです。
またケルビムは天使というより、神の移動手段・・マイカーのようなものだったのかも知れません。


nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。