太上老君は道教の神様

中国にも天使はいます。

斉天大聖ってご存知でしょうか？
別名は大聖爺・・またの名を孫悟空と言います。
道教（タオ）の世界では、孫悟空も神様なんですね。
神様というより、天使と言うべきでしょうか。

その孫悟空の世界でも屈指の神様が「太上老君」です。
本当はまだ上がいるんですけど、個人的には「太上老君」が好きなんで記事りたいと思います。

天使ではありませんが、この「太上老君」は、別名「道徳天尊」と言います。
実はこの神様は、もとは人間です。
聖書の世界でもエノクがメタトロンという天使になるので、中国だっておんなじですね。

この方は生前は「老子」と呼ばれていました。
本名は李耳（りじと発音します）といい、紀元前５～４世紀前半に実在したと言われています。

「老子」は尊称ですね。
この方は、周王朝の書庫で記録係をやっていました。
今で言う図書館の司書ですね。


すっごく地味なんですが、何か威厳があり、多くの者が教えを請う方です。
周の力が弱まり、他国の侵略の可能性が高くなると悟った「老子」は、ひとり旅に出ます。

そこの国境で「尹喜(いんき)」に求められ、「道徳経」を書き記します。
「尹喜(いんき)」さんは警察長官みたいな役職で、「老子」をことのほか尊敬していたため、願い出て書いてもらうわけです。

ころ思想が「無為自然」ぼ道教です。
上善水の如し・・は有名ですよね。

ちなみに道教の世界では、「玄関風水八角鍵」という開運グッズが有名です。
道教の悪霊避けですね。
一般の家庭にも置いているところが多いです。
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