悪魔王は「サタン」は「ルシファー」なのか? [悪魔]

ただ一般的な解釈では・・・
堕天使となった「ルシファー」が、天界の三分の一を引く連れて、地獄界に落ちたとき、その称号として「サタン」となった、とも言われています。
「サタン」はルシファーとは別で、サタナエルが堕天使となった名前である、という説もあります。
つまり、現存されている文献上では、わからないんですね。
「サタン」は悪魔世界の「称号」の1つだという説もあるんですが、私はこの説に賛成です。天界を追放された堕天使では、ルシファーを筆頭として、ベールゼブブ・アザゼル・アスタトロ・ベリアルという蒼々たるメンバーがいます。

やはりその中で、サタンたる堕天使はルシファーが合っていますよね。
エデンの園で、イヴをそそのかし、知恵の樹の実を食べさせたのはルシファーです。
現実に、その誘惑の仕方が・・・「この実をなぜ神は食べてはいけない!とおっしゃっったのだ。」「死んでしまうからです」とイヴ。「そうではない。おまえの知識が神と同等になることを神が畏れているからだ。おまえはこの実を食べれば神の知が得られる」・・・と七つの大罪「傲慢」がもろに出ています。

ダンテの『神曲』地獄編では、極寒地獄にサタンがとらわれの身で描かれています。
「サタン」はヘブライ語では「敵」「反抗者」ですから、ルシファーの別名としてもおかしくはありません。
難しいですね。
「サタン」はシンボルや称号のようなものだと思いたいです。

タグ:悪魔,ルシファー,サタン
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