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三大天使・・ラファエルは旅と医療の天使 [天使]

三大天使の最後は「ラファエル」です。ラファエルは「神は癒す」の意味で、人を癒し、創造性を育成、そして若者を保護することが役割とされています。またラファエルは守護天使たちを監督する立場にもあります。余談ですが、アブラハムは高齢になって割礼を受けたのですが、その痛みを和らげたのもラファエルと言われています。
ラファエルは霊的に成長を遂げようとしている者、巡礼者になろうとしている者には、特別な注意を払うと信じられています。ラファエルは「四大天使」「7人の大天使」「12人の御前天使」に含まれ、「力天使の長」「第二天の支配者」とも云われます。また「太陽の天使」「日曜の天使」という肩書も持っています。
そのような役割から、ラファエルは杖と水を入れた容器を持つ旅人の姿で描かれることが多く、有名なのはトビト書に記載されている、旅人トビアを守護した逸話です。目の見えないトビトの息子トビアが父の命令で旅に出た時、ラファエルは人間に化身してトビアと一緒に旅をします。ある村に着くと新婚初夜の寝室で新郎を絞め殺すことに喜びを感じる悪魔「アスモデウス」に苦しめらている娘を助けるため、トビトはその娘と結婚をします。ラファエルはトビトに言いつけ、捕った魚をさばいて心臓と肝臓、胆嚢を取るように言われます。アスモデウスがトビトを殺しに行くと、トビトが獲った魚の内臓をあぶっており、その煙にアスモデウスがむせてしまい、はるばるエジプトまで逃げ、そこで別の天使(ラファエルという話もある)に縛り上げられ一件落着となります。
とにかくこのラファエルは人間に親切なのです。ノアの方舟のノアには彼に医学書を授けたり、ヤコブと格闘した際に、ヤコブの関節を戻してやったり(この天使が誰かは諸説あり、サマエルという説もあります)、エデンの園ではアダムとイヴと食卓を一緒に囲みサタンの危険について警告を出したりと、様々な援助を与えてくれます。

このラファエルとミカエル、ガブリエルの3人が三大天使と言われ、別格の扱いをされています。その他にも有名な天使が多数います。サンダルフィン・ラジエル・ラグエル・ウリエルなどは次回に記述したいと思います。


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